AC はむぷた日記

機能不全家族サバイバー はむぷたが大人になって思う事

サトザクラと命日

サトザクラ、満開ですね

特にこの八重桜

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この濃いピンクの桜が満開に咲いてるのを見るたびに、母が亡くなった時のことを思い出します

あれから18年

今でも鮮明に覚えています

突然の死だったけど、何度思い返しても、あのタイミングで母が亡くなったのは、母にとってとても幸せな事だったのだと思います

長生きなことが、全ての人にとって幸せであるとは限りません

母は生きたかったかもしれない

けど、その後生じた、さまざまなことを考えると、本当に居なくて良かったと思います

母は、スケープゴートでした

はむぷたの原家族において、全ての人間の吐口になっていました

はむぷたもしかり

まぁ、子であるはむぷたと弟にとっては、怒りの対象になるのは仕方のない事だと、私は考えるのですが

 

仕事の休憩中、携帯を見たら父から着信と留守録

動揺した様子で、母が病院に搬送されたと

店長に事情を話し、タクシーで駆けつけました

ベッドの上で沢山の管につなげられた母

ICUではなく、普通の病室

担当の先生と看護婦さんから状況を聞き、

必要な手続きをし、

弟も来て、

父はひたすら

困った、えらい事だ

と、今後の大変さをひたすら訴え

病室で今後のことを話してる時に、

突然心電図が止まった

 

ドラマに出てくる

piーーーーーー!!!

って、あの音

あれ、トラウマになりますね

 

本当、ドラマを見てるようでした

看護師さんが叫んで、お医者さんが駆けつけて、電気ショック与えて、別室に運ばれて…

で、死の宣告

 

泣き崩れる父と弟

 

わたし、泣かなかったんですよね

泣けなかったのか?

淡々と冷静に

母は苦しまなかったんですよね?

それだけ聞いてました

泣かない私を父は

「あいつは平気な顔しとる

わしはダメだわ」

と電話で誰かと話ししてました

 

この辺りは長くなるので機会があれば

そして、その後いろいろ表面化する歪みも後日また

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通夜と葬式が終わった翌週

ちょうどカウンセリングの日で

満開のサトザクラの下を歩いて病院に向かってました

本当に見事な満開で

街路樹だったんです

何の花かと思ったら

サトザクラ

プレートが下げられてました

母の病院に行く途中でも咲いていたから

こんなに長いこと、咲いてるんだなぁとぼんやり思って

 

ソメイヨシノの次に咲くサトザクラ

またこの季節が来ました