AC はむぷた日記

機能不全家族サバイバー はむぷたが大人になって思う事

鼻血と救急車と罪悪感

鼻血

私はとにかくよく鼻血を出す子供でした

そしてなかなか止まらない

ハンカチ一枚を真っ赤にするのは普通のことでした

そしてそれが原因でいじめられ…

けど、鼻血が出ると保健室へ行けるので、その意味では救いになってたかもしれません

20〜30分は余裕で止まらなかったので

(後日談になりますが、これ、どうやら父方の遺伝らしいです。

母は私の幼少期、鼻血は母のせいである事のように言われていたそうです。なのに、実は叔母もよく鼻血が出て止まらない子供だったと知り、大人になった頃?私に愚痴ってました。

我が子である長男も、ハンカチ1枚余裕で真っ赤にするくらいの鼻血を、よく出してました。幼稚園の先生が本気で心配してくれてたなぁ)

 

ティッシュペーパー

鼻血が出ると鼻にティッシュペーパーをギュウギュウに詰められました

止める為なのは分かってましたが、とても苦しくて

だって、鼻に栓をしたって、出血してる部分を押さえてるわけではないから、逆流するんです

食道に血液が流れてくるんです

今でこそ、鼻にティッシュを詰めないのは常識ですが(…常識ですよね?)、当時の常識はとにかく鼻に蓋をすること

で、鼻腔いっぱいに溜まった血は固まってくるんです

これ、ホントに苦しくて気持ち悪いんです

だから、こっそりティッシュを取ってました。ティッシュを抜くと、溜まって固まり始めた血がズルルッとついて出てくるんです

これ、ゴミ箱の上でやらないと血だらけになるんで大変なんですよね

そして、こっそり鼻を噛む

大体この辺りで親にバレて、ド叱られるんです

そんなことしてたら止まらないだろ!と。

 

少し考えたら分かりそうなことなのに…

何故あの頃は、鼻血が出たらティッシュで蓋をしたのだろう?

そんなことしたら、行き場を失った血液が逆流することくらい、分かりそうなことなのに…

やはり、私の両親がアホすぎたのか

多分そう

少量の鼻血なら、汚さないように鼻にティッシュを入れるのは理にかなってるとは思います

けど、私みたいに止まらない人間にそれやられても…ね

 

救急車

で、話は救急車に移ります

やはり小3か小4の頃

夜中に鼻血が出て全く止まらなくなったことがあります

恐らく深夜

3時間?(子供にとっての時間の感覚なので、実際はもう少し短かったかも(・・;))止まらず、箱ティッシュが2箱?3箱?多分そのくらい真っ赤に染まりました。

ゴミ箱は血の海です

流石に焦った両親は、悩みに悩んで救急車を呼んだんです

鼻血で救急車…レアケースですよね

で、救急車に乗った途端、鼻血、止まっちゃったんですよ

子供心に焦りました

嘘でしょ?何で救急車乗ったら止まっちゃうの?

3時間、親の迷惑そうな様子に、私だって流したくて流してるわけじゃないのに、止まらない鼻血に焦ってて

親も気まづかっただろうけど、私もすごく気まづくて、鼻血出ろ!って思ったのをはっきり覚えてます

救急車に乗って、緊張して、血管が収縮したのかな?

それにしても、あれはないわなぁ…

 

後日談

小4?小5くらい?

「救急車に乗ったことある人」

授業中に質問されました

馬鹿正直に手を上げた私

当然、理由、聞かれますよね

本当、何て先の読めない子供だったんだろう?

他に手を挙げた子は “骨折” とか “盲腸” とか。あとは “親、兄弟が〇〇で一緒に”あたり。

まぁ、一般的な理由だよね。

で、当然私も手を上げてしまったので聞かれるわけです

クラス全員が聞く中で、いじめの一因になっている“鼻血”で救急車に乗ったと、言わされたわけです

公開処刑でしたね

担任も言葉に詰まってました。

当然、H君は囃し立て、失笑が漏れるわけです

あーあ、本当、惨めだった

 

余談ですが、

ティッシュのせいで、私の鼻の穴は大きいです

笑い話になる程度だけど

そりゃさ、成長期にこれでもかって程、鼻の穴にティッシュ詰められてたら、大きくなっちゃうよね

なので我が子が鼻血出しても、そっとティッシュで抑えるだけで、詰めたりはしてません

お陰で子供は、標準サイズの鼻の穴です(*^^*)